名取市の土地価格相場や魅力
名取市で注文住宅を建てるなら知っておくべき名取市の特徴
名取市は宮城県仙台市の南東に位置した自然豊かな街です。東北最大の古墳があり、古くから人々が住み続けてきた環境があります。
豊かな自然は現在も失われていません。東部には海岸、西部は大舘山や五社山などの山々が連なって、なだらかな丘陵地が広がります。さらには名取川や阿武隈川、増田川が流れ、豊かな水源と肥沃な土壌に恵まれています。多様な自然環境を堪能することができる土地です。
また、名取市は自然が豊かなだけでなく、交通の要所としても重要な拠点となっています。市内には仙台空港があり、県内を走る高速道路へのアクセスも良好。東北の流通・交通の拠点として重要な役割を担っています。
政令指定都市の仙台市とも隣接し、仙台中心部へ近いのも魅力です。JR東北本線、仙台空港アクセス線が通るなど電車での移動もしやすいところです。東京駅から仙台まで1時間30分程度、さらに仙台駅から東北本線を利用し15分で名取駅へ到着することができるため、東京へも2時間かからずに移動が可能になっています。
名取市は特産物も豊富です。カーネーションの生産量は東北一を誇ります。水産物では閖上の赤貝が有名で、日本一と称されるほど。全国的にも高い評価を得ています。その他にも仙台セリなど、さまざまな名取の水産物、農産物が人気を集めています。
住環境についても利便性が高く、活気のある街となっています。市内には大型の商業施設があり、買い物をするのにも大変便利です。映画館が併設される人気のスポットとなっています。スーパーやコンビニの数も多く、買い物に困らない地域であるといえます。
また医療施設に関しても充実。小児科など子育て世代にはうれしい医療機関も多数揃っています。眼科や耳鼻科など専門のクリニックも複数あり、休日夜間の急患センターもあるので安心です。
市は子育て支援にも積極的で、ファミリーにも優しい環境です。地域の子供の遊び場となる児童センターがあります。子育て世代が多いことから保育園では待機児度が出ていますが、病後保育を実施している保育園が2園あります。名取市は対策を進めている最中です。今後、さらなる改善が期待されている状況です。
名取市の土地価格相場
名取区は丘陵地域、平野部地域、海岸部地域の3つの地域に分けることができます。さらに増田地区、杜せきのした地区、増田西地区、名取が丘地区、閖上（ゆりあげ）地区、下増田地区、美田園地区、館腰地区、愛島地区、愛島台地区、愛島郷地区、愛の杜地区、高館地区、ゆりが丘地区、相互台地区、相互台東地区、那智が丘地区、みどり台地区の18の地区に区分されています。ここでは代表的な地区の土地価格相場を見ていきましょう。
名取市の中心部でもある平野部地域では、環境が特に充実しているので、土地価格は高めです。
杜せきのした駅周辺は坪単価22万円で、名取市内でも最も高い土地価格となっています。その他の平野部の地域では、増田地区では坪単価18万円、美田園地区では坪単価16万円、愛の杜地区では坪単価14万円、館腰地区では坪単価12万円、名取が丘地区では坪単価11万円となっています。
次に山々が連なる丘陵部地域においてはゆりが丘地区とみどり台地区では坪単価13万円、那智が丘地区では坪単価12万円、相互台及び相互台東地区では坪単価8万円、愛島台地区では坪単価7万円と平野部地域に比べると安めの土地価格となっています。
最後に仙台空港などが近い海岸部地域ですが、下増田地区では10万円、閖上地区では坪単価8万円となっています。
名取市における地価は90年代をピークに全体的な土地価格の相場は緩やかな下降線となっていますが、ここ数年一部地域で価格の上昇がみられています。また、地方に行くほど車移動が主流になるため駅からの近さより、ショッピングモールなどの商業施設に近いかどうかが優先される傾向にありますが、名取市に関しては電車での利便性も高いため、駅の近くの物件の家賃相場が高くなっています。
逆に丘陵部や海岸部に関しては坪単価10万円以下の土地も目立ち、購入金額を抑えることができるでしょう。海岸部に関しては東日本大震災で甚大な被害を受けたことから、人々が離れていましたが、かつてのように働く人や暮らす人で活気にあふれた賑やかな街になるよう名取市沿岸地域活性化復興ビジョンというものが策定されています。それにより、大震災の印象が強く残る沿岸部においても新たに生まれ変わりつつあります。
太平洋を臨む美しい海岸をはじめ、多くの自然に囲まれた環境。鉄道や高速道路など便利な交通アクセス。以上のことから名取市は今後も大きく発展していくことが期待できる街と言えるでしょう。
